北海道にバイクツーリングしてみた 9
7月11日
ジリジリッと蒸したような空気で目が覚めました。
昨日のあの寒かった天気が一変してました。
早速、汲んどいた水〔羊蹄山ふきだし湧水〕を沸かします。コーヒーを入れました。スティックですが…
きちんとしたドリップコーヒーも持って来ましたが
撤収を考えてのことです。(何言い訳してんだろ)
私のバイクの前に止まってるカブが気になります。
もう撤収始めてますって 犬もいるし…どうやって?
もう聞くしか無い!と言うことで話を聞きました。
東京出身で女性です。北海道旅行するウチ「もう面倒くさい」と言うことで移住してしまったようです。
物書きらしくルポライターのようです。
で こちらで結婚されてご主人は北海道テレビのディレクターさんです。
本州ではあまり知られてないのですが〔水曜どうでしょう〕を担当されているハンドルネーム〔嬉野〕さんと言う方のようです。(大泉洋を発掘したという)
世界を走っていてバンコクだったかベトナムだったか忘れましたが大変な事故に遭われて6ヶ月入院されリハビリを兼ねてのキャンプとか。恐れ入れました。
8月13日に勝海と言うところで花火大会があるようなんですがバイクは会場に停めにくいのでバイクを近くに置いて観られるスポットを用意したらしいです。
今回のツーリングも、ベテランなのでパッキングも理にかなっていて小さなスーツケースをカブの荷台で固定してました。その手があったか!目からウロコです。
バッグに犬マルチーズを入れて肩からかけ颯爽と出かけて行きました。
私も撤収が終わったので今日は長万部町へ向かいます。でも少し戻ります積丹はウニ丼が有名のようです。
有名な〔みさき〕や近くの〔中村屋〕は行列です。
土曜日ですから。どこでも同じなんじゃないかなとの思いでトロトロ走ってましたらちょっと気になる店が
〔なぎさ〕と言うお店です。
幟旗がウニ丼と書いてあるのでそれとわかりますが飾らずひっそりとして店内も昔の食堂と言う観がありホッとします。おばあさんとお嫁さんのふたりで一生懸命切り盛りしています。
3組の先客がありましたがメニューもシンプルでやはりウニ丼がメインです。
バフンウニとムラサキウニがあります。
ハーフ&ハーフも?!今年は中々漁に出られず3日出て1日しか獲れないと申しておりました。
ムラサキウニしかないとのことでした。手作業でおばあさんが海水を入れたボウルにザルからウニをひとつひとつ選り分けてます。
すると、ヒソヒソと「お客さん、今ならハーフ&ハーフできるよ」ともちろんお願いしました。カウンターに座ってよかった。
バフンウニはオレンジ、ムラサキウニは黄色です。
はっきり味の違いが私でもわかりますがバフンウニは濃いのですが私個人はムラサキウニの方が甘く感じました。贅沢してしまったようです。
〔塩雲丹〕もあるようです。地元の方が予約入れてたようなんですが保冷庫持って来なかったので後でと言うところへ首都圏の若い方がお土産で持てますかとのことクルマで今日帰るらしいのですがクルマでは無理ですお売りできませんと言われてました。責任取れないものは売らないと言う。
この店を選んでよかったです。予約入れてた方が慌てて子供の弁当手提げ袋(アルミ蒸着シート付)をクルマから持ってきて買っていたのは微笑ましかったけどね。
ウニのトゲって刺さるといたくないですか?との問いにおばあさん「トゲも身の内」と言われた。方言で
更に国道229を南下して長いトンネルをいくつか抜けて道の駅〔オスコイ!かもえない〕へ
トイレ休憩とソフトクリーム。北海道へ来ていくつ食べたろう…
更に進み岩内を抜け〔アンビシャス〕のご主人に聞いた
日本海食堂へ向かいました。店内満席で表のテラスならと言うことでしたがあまりの暑さに客が出たあと座敷に移動させて貰いました。
「ウニ・アワビ・ホタテ丼」¥3000+ ウニは不漁なので¥300 今日はとても贅沢三昧です。口が潮の薫りでいっぱいです。
海の道路をバイクで走るとクルマでは味わえない潮の薫りが凄いんです!!
岩内を過ぎ長万部町に到着
満室の旅館が多いのかなと思いましたが最初の
〔丸金旅館〕で空いてるとの事でした。
昔ながらの旅館の風情です。
お世辞にもきれいな旅館ではないです。
長万部は温泉が多いようです。なんでも昭和初期、天然ガス採掘で掘り当てた温泉らしいです。
ここの〔丸金旅館〕も源泉で〔高張性弱アルカリ高温泉〕(塩化物泉)湯冷めしないとのことですが源泉掛け流しで44℃ぬるめの湯で41℃と書いてありますが、そりゃこんだけ熱かったら湯冷めしないだろう!
でも汗が引くと、とてもサッパリ感がよかったです。
洗濯機は無料ですが乾燥機は30分100円はリーズナブルです。
夕食は部屋食です。今回、旅館は初めて泊まります。
〔とほ宿〕もユースホステルのようにみんな仲良くのような雰囲気がありまして宿主に気を遣うところがあります。
部屋食と布団の上げ下げは旅館泊ならではですね。
夕食もボリューム満点です。ご飯が美味しくてお櫃いっぱいに入ってたのですが残すのは失礼と食べてしまいました。女将さんが羽釜で炊いてるとのことでした。
喰ったので寝ます。牛になりませんように🐮👏